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ライブにおける人間関係と、仕事における人間関係
2010年06月16日
カテゴリー:その他
POCクリニカルリサーチのWEB全般を管理してる木場です。
いつも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。
本日は、All Standingが辛いお年頃の木場がお送りします。
先日、ライブを見に行きました。
このバンドのライブはいつも雰囲気が良いのですが、今回は「次のライブはホントにあるのか?」と危ぶまれていた中でのライブだったので、その場にいた人たちの嬉しさが溢れ出るような非常にまとまりの良いライブとなりました。
ライブの帰り道、その日のライブの何が良かったのか考えました。
1.盛り上がってほしいタイミングで、ボーカルがちゃんと合図を出していたこと
2.その合図をオーディエンスがきちんと拾って返したこと
3.「ライブやりたかったんだよー」という気持ちが、プレイヤーに溢れていたこと
4.「見たかったんだよー」という気持ちが、オーディエンスに溢れていたこと
5.プレイヤーとオーディエンスの『本日の目的』が同じだったこと
そうかー、それで妙に会場全体がまとまっていたのかーと妙に納得しつつ、またもや「うーん、これも仕事と一緒かな?」と思ってしまった私はワーカホリック気味のような気もします。
まあ、順番に見てみましょう。
1.盛り上がってほしいタイミングで、ボーカルが合図を出す
ボーカルは、曲中「ここだ!」というところで合図を出します。
合図は様々で、「飛べ!」などと言う時もあるし、具体的なジェスチャーの時もあるし、何してほしいのかよくわからないけど、何かをしてほしいらしいという時もあります。
でも、どれも明確に「ノってこいよ!」ということが分かるような合図を出しています。
これが、プレイヤーが心で思っているだけで合図を出さなかったらどうでしょう。
たまに「客のノリが悪い」といってステージを下りてしまうプレイヤーがいますが(かつてそういうライブも観たことがありますが)、そういう時は大抵、合図がちゃんと出てないときです。
それを、「お前ら、オレらのことが好きでライブに来てんだから、どこでノレばいいかくらいわかるだろ?」などと言っているようでは、エンターテイナーとして十分に仕事をしてないということになります。
アナタはステージ上に生きている人なのに、下界のワタシとツーカーの仲になれるわけなどなくてよ?
仕事も同じで、何かをしてほしいなら指示を出すか依頼をするか、どちらかをしなくてはいけません。
「何してほしいかなんて、言わなくてもわかるでしょ?」というのは、相手に期待しすぎだし甘えすぎだというものです。
「察してくれ」なんて。
ワタシはアナタの妻ではないのだから、何もわからなくてよ。
2.その合図をオーディエンスがきちんと拾って返す
この日のライブは、オーディエンス全員がボーカルに気持ちよく歌ってほしいと思っていたのでしょうか、非常によく合図を拾っていました。
その掛けあいが、「よくまとまったライブ」という印象を与えたのだと思います。
では、仕事の場合はどうでしょうか。
部下/プロジェクトのメンバーは、指示を受けたらきちんと処理しなくてはいけません。
その根底には、指示を出してくれる人のことをと考えながら進めることが必要だと思います。
その結果、相手の意を汲みとったり、先を読んだ行動をしたり、自主的に行動をしたりになっていくのだと思います。
上に求めるだけではなく、下もそれなりのものを返していかないといけないわけです。
3.「ライブやりたかったんだよー」という気持ちが、プレイヤーに溢れていた
4.「見たかったんだよー」という気持ちが、オーディエンスに溢れていた
前述のように、先の見えない中で突然決まったライブだったので、プレイヤーからは嬉しい気持ちが溢れ出ていました。
終始笑顔で『ありがとう』を連発し、最後には涙していました。
見ている側にとっても本当に嬉しいライブだったので、皆さん終始笑顔で、ライブでしか会わない友人との再会を喜び、バンドとの再会を喜び、ライブそのものを楽しんでいました。
この気持ちが、「合図を出す/拾って返す」の原動力になっていたと思います。
仕事では、「この仕事を成功させたい」という気持ちが、上司/プロマネと部下/プロジェクトメンバーの双方になくてはいけません。
その気持ちがないと、上司/プロマネは下に投げっぱなしになってしまうし、部下/プロジェクトメンバーは何か言われるまで待っているだけになってしまうでしょう。
それに、気持ちの見えない上司に、部下はついて行きません(たぶん)。
精神論を持ち出すつもりはありませんが、「一生懸命できない人」を尊敬する部下はいないと思うのです。
5.プレイヤーとオーディエンスの『本日の目的』が同じ
この日の目的は、「その時間を楽しむ」こと。これに尽きました。
そのために何をしたらいいのか?
バンドはリハを何回も重ね、ボーカルは声の調子を整え、スタッフは物販を準備しました。
当日は精一杯のパフォーマンスを見せ、合図も一杯出しました。
『ありがとう』も笑顔もたくさん伝えました。
オーディエンスは、チケットを手配し、時間を確保しました。
当日は、開演までの1時間を立ったまま待ち、開演してから終了までの2時間を立ったまま頑張りました。
出来る限りの合図を拾い、「嬉しいよー」と「次も待ってるよー」をたくさん伝えました。
お互いに、自分たちのできることを全てやり尽くしました。
全ては、「この時間を楽しむ」ためです。
では、仕事の目的はなんでしょう?
その時々で違うとは思いますが、何かしらあるはずです。
目的が明確だと、何をしたらいいのかも考えやすいし、自分にできることも考えやすくなります。
自分にできることを思いつけば、「ここの部分は私がやりますよ」と言うこともできるので、自主的に動けるようにもなります。
そうすれば上司/プロマネは少々楽にもなり、社員の実力の底上げも図れるかもしれません。
そのためには、まず上司/プロマネが目的をはっきりさせて道筋を示してやることが必須だと思います。
ちなみに、このバンドは「当日は思う存分楽しんでほしい」「楽しいライブにしたい」と事前に繰り返し発信していました。
と、そんなこんなを考えつつ、家のソファーでマッサージクッションを腰にあてた夜なのでした。
いや、ホントにAll Standingはキツイです。
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